福島県会津若松市藤原一丁目5番地−32
TEL0242-33-0700
平日 午前8:30〜午前12:30まで
午後2:00〜午後6:00まで
水曜 午前8:30〜午前12:30まで
午後 休診
土曜 午前8:30〜午前12:30まで
午後2:00〜午後5:00まで
休診日 水曜日午後・日曜・祝祭日
新患の受付
平日
午前は12:00まで 午後は17:30まで
土曜
午後は16:30まで
但し緊急を要する場合はこの限りでは
ありません
えんどうクリニック診察日
2024年03月
      1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31
2024年4月
  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30
青枠:午後休診 赤枠:休診日
緑枠:セミナー 金枠:休日当番医
先生の医療記事新聞集

薬の「リスク」を認識しよう

読売新聞 ...
日本では、薬剤費が医療費の三割以上を占め、他国より多いことなどから、薬の使い過ぎが問題になっている。
特に、抗生物質の使用量が、国民所得あたりに換算すると世界一と言われており、我々医療の側にも 反省すべき点は少なくない。
その反面、薬が好きな国民性があり、これも"薬漬け"の一因になっていると思う。

外来に来た患者さんに、病状を説明し、「こういう理由で、薬は必要ないのですよ」と話すのだが、二分の一ぐらいの方は不安な様子で、けげんそうに「薬はないのですか」と聞いてくる。
「三時間待って三分診療」などと言われる時代でもあり、遠方から一日がかりで来る患者さんが「せっかく来だのだから、薬くらいもらって帰りたい」と思う気持ちも、わからないではない。

だが、私は常々、「薬とは、本当に必要な時に、その症状や病態に合った適切なものを投与して、初めて効果が表れるものだ」と思っている。
現前は効果がある薬も、使い過ぎることで効かなくなり、「MRSA(メチシリン耐性黄色ブドウ球菌)」のようなやっかいな耐性菌が出てくることもある。

クスリは、逆から読めば 「リスク」(危険)とも読めるということを、医師も患者も、肝に銘じるべきであろう。