気になる症例集
小児の痔
Q.小児も痔が悪くなるのでしょうか。
A.小児にも痔が出来ます。
これにはいくつかの種類があります。
肛門のわきがはれて膿がたまり、破れて出てくるものです。
乳児は、おむつをしていて絶えず肛門のまわりが汚れているので、皮膚から細菌が入ってはれることもあります。
痛がる部分をみますと、肛門の外の皮膚に小さな隆起がみられることがあります。
これは排便の度に切れて炎症を起し、その刺激でまわりの皮膚がはれてきたものです。
便が硬いためこうなったのですから、まず大便を軟らかくして出させることです。
それにはなるべく水分の多い食物を多く取らせます、果物やジュースなどがよいでしょう。
便を軟らかくする薬も飲ませます。
また肛門をよく洗って、軟膏などをつけるのもいい方法です。
体が大きくなると自然に治ることが多いのですが、なるべく出てこないように排便を力まずにさせる習慣をつけます。
そのためには、やはり便を軟らかくする必要があります。
病院で薬をもらって飲ませるか、軟膏などをぬって楽に排便できるようにします。
肛門部の清潔、食事方法(野菜を多く)、水分をたくさん与えるなどして、排便の調節をすることが必要です。
A.小児にも痔が出来ます。
これにはいくつかの種類があります。
乳児痔瘻
ほとんど男児に限られていますが、原因ははっきりしません。肛門のわきがはれて膿がたまり、破れて出てくるものです。
乳児は、おむつをしていて絶えず肛門のまわりが汚れているので、皮膚から細菌が入ってはれることもあります。
裂肛
女の子に多くみられ、肛門の内面が切れて排便時に痛がります。痛がる部分をみますと、肛門の外の皮膚に小さな隆起がみられることがあります。
これは排便の度に切れて炎症を起し、その刺激でまわりの皮膚がはれてきたものです。
便が硬いためこうなったのですから、まず大便を軟らかくして出させることです。
それにはなるべく水分の多い食物を多く取らせます、果物やジュースなどがよいでしょう。
便を軟らかくする薬も飲ませます。
また肛門をよく洗って、軟膏などをつけるのもいい方法です。
直腸脱
排便時に直腸が出るものです。体が大きくなると自然に治ることが多いのですが、なるべく出てこないように排便を力まずにさせる習慣をつけます。
そのためには、やはり便を軟らかくする必要があります。
病院で薬をもらって飲ませるか、軟膏などをぬって楽に排便できるようにします。
肛門部の清潔、食事方法(野菜を多く)、水分をたくさん与えるなどして、排便の調節をすることが必要です。