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雑誌インタビュー・執筆情報
日経ヘルスケア21 DATA:2004.5 No.175

内視鏡解説ビデオで不安解消

胃や大腸の内視鏡検査は、患者には大きな苦痛が伴う。
さらに、初めて検査を受ける患者は、検査の流れもわからないため不安感も強い。
福島県会津若松市の医療法人健心会・えんどうクリニックでは、内視鏡検査を受ける患者の不安感を少しでも和らげようと、前処置の内容や検査の手順、検査後にみられる症状などについてまとめたビデオを自院で作成して、希望する患者に無料で貸し出している。

ホームビデオで撮影・制作

外科、胃腸科、肛門科を標榜するえんどうクリニック院長の遠藤剛氏は、胃と大腸の内視鏡検査を合わせて年間3000件近く手がけている。
そんな遠藤氏が、内視鏡検査の解説ビデオを制作しようと考えたのは、5年ほど前に初めて人間ドックを受診したのがきっかけだった。

同氏は、患者の立場で自ら検査を受け、内視鏡検査が想像以上につらいものであることを改めて知った。
さらに、「検査内容をほとんど理解していない患者は、一層恐怖心が強まるだろう」と感じたという。

そこで、患者に前もって検査手順などの知識を提供することによって、不安を少しでも取り除いてもらえるように、2年ほど前に内視鏡検査に関する解説ビデオを自作。検査前の患者に無料で貸し出すようにした。

解説ビデオは、遠藤氏自身が8mmビデオカメラを使って制作した。
検査前の処置内容や内視鏡機器の仕組みなどをフリップを使って解説した場面や、実際の検査風景などを撮影。

職員に患者役になってもらい、検査時の姿勢の取り方や服装などを説明したシーンも撮影した。
これらの映像を編集して、胃と大腸それぞれについて内視鏡検査のビデオを作った。収録時間は20分程度。
作成後はビデオテープ30本にダビングして、多くの患者に貸し出せるようにしている。

「これまで数千人の患者に貸し出しため!そのうち7〜8割の人からは『検査の流れが前もってわかるので、不安が和らいだ』といった評価を受けている」と遠藤氏は話す。

同クリニックではこのほかに、2000年には有線放送を導入し、検査中に患者の好きなジャンルの音楽を流すようにしている。
検査前に洋楽やクラシック、演歌などのチャンネルを選択してもらい、その音楽を聴きながら検査を受けることにより、患者が少しでもリラックスできるようにしようと考えたわけだ。

これらの取り組みがロコミで地域に広がり、最近では、会津若松市以外から来院する患者も徐々に多くなってきているという。
「今後は院内報をより充実させて、内視鏡検査についての情報をもっと積極的に発信していきたい」と遠藤氏は話している。(豊川琢)
患者に内視鏡検査の流れなどを知ってもらうため、胃と大腸の検査についてまとめたビデオを自作した