会津文芸 会津文芸クラブ 第9号 2025
特集「川柳でみる医療」
「第七回会津文芸のつどい」講演より 遠藤剛
「会津文芸第八号」の刊行を祝う「第八回会津文芸の つどい」と「作品合評会」が、今和七年十一月二十三日 会津若松市のホテルニューパレスで開催され、その席上、当会津文芸クラブ会員である遠藤剛氏による講演が行われました。
遠藤氏は一九五九年、会津若松市生まれ。
会津若松市一箕町藤原で「医療法人健心会 えんどうクリニック」院長として地域医療に尽力されるかたわら、長年にわたり川柳の執筆活動を続けてこられました。
現在「よみうり時事川柳」「よみうりあめんぼくらぶ」副会長や、「特定非営利法人USOくらぶ」会長を務められ、両部門で読売杯を受賞されているほか、数々の受賞に輝く句歴をお持ちです。また、多忙ななか、福島県立医大非常勤講師や福島県警察医を歴任され、地域医療発展等に貢献されてこられました。
今回の講演は、川柳と俳句との違いや、川柳のあるべき姿は何か、という基本を歴史から紐解き、古今の名句を通じて、川柳のあるべき姿をわかりやすく解説していただきました。また、遠藤氏自身の作から、日ごろ 医療に取り組む中で得た貴重な警句が披露され、「なるほど、なるほど!」と会場は大いに笑いに包まれました。今回の講演を通して、遠藤氏のユーモアに富んだ温かく真摯な人柄が伝わってきて感銘を受けたという声が多く寄せられました。
皆さん、改めまして、こんにちは。
ずっとこの会に参加していなくて、非常に出来の悪い会だと感じている方もいると思います。八年たって、多分毎年こういう素晴らしい会をやっているかなと思うんですけれども、二回ぐらいしか参加していません。ですから、今日は罪のつぐないの場としてやらせていただこうかなと思います。
始める前に、実は、昨日と今日の二日間、臨床外科学会というのがありまして、今日が最終日なんです。昨日の六時半に診療が終わって宇都宮に車で行きました。
それで、今日の午前中、幹事会をしてここに来ました。また戻っていろいろやらなければいけないので、本当に申し訳ないんですけれども、途中退席させていただきますので、ご了承をいただきたいと思います。
私、自己紹介としましては、昭和三十四年二月二十三日生まれの六十四歳です。皆さん、二月二十三日は何の日か分かりますか。(「天皇誕生日です」と言う人あり)そうです。同じ日なんです。今の天皇陛下は僕より一歳下です。昭和三十五年二月二十三日です。
私のおふくろが、「おまえはあと一年遅れて生まれてくれればな」と、なんかすごいお祝いがあったらしいんですけれども、僕は産んで頂いたわけですから、そんなことは知りません。
そんなことで、医者になってちょうど今年で四十年たっています。平成元年から平成六年まで竹田病院に勤めて、開業してちょうど今年で、えんどう は三十年です。
たまたまこの記念の年に、こういうご指名をいただいたのも、何かの縁かなと思って、精いっぱい講義したいと思いますので、皆さん、お食事の後で眠いかなと思いますけれども、よろしくお願いします。(拍手)
では、田辺さんから、川柳について話せと言われたんですけれども、川柳を話すと、もう三時間、四時間なんかすぐに経ってしまいます。だから本当は二部に分けてやってくれないかなと言ったら、それは駄目だと言われたので、三時間分を縮小して四、五十分ぐらいでやります。
川柳って皆さん、サラリーマン川柳とかいろいろ知っていたり聞いたことがあると思うんですけれども、川柳の定義というか、江戸時代に起こった諷刺と滑稽を主にした五七五、十七字の短詩型のことをいうのです。もし、見づらかったら全部コピーしてきましたので、皆様のお手元にあると思いますので、お読みいただければと思います。歴史から始めます。


