福島県会津若松市一箕町亀賀藤原417-3
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深い傷や出血のひどい傷の場合

まず傷の手当て、そして必要なら形成
深い傷や出血のひどい傷は、まず生命の救助を第一とし、止血をしながら全身状態の回復を待ちます。
適切な処置によって全身状態が落ちついたら、はじめて局所の傷の治療にかかります。
傷の周囲をきれいに洗い、砂利やそのほかの汚いものを洗い流します(洗浄)。
つぎに、傷の周囲の死んだ組織をメスとはさみで切りとってきれいにします(郭清)。
最後に傷口を針と糸でていねいに縫っていきます。
このとき、皮膚の欠損が大きい場合はからだの別のところから皮膚をとって、傷にはりつけます(遊離植皮)。
また、大きな血管、神経、骨、腱などが露出した場合は皮膚だけでなく皮下脂肪やそのほかの組織もいっしょに移植(皮弁)して、これらの組織をカバーします。
手術後は傷の安静と止血をかねて、移植した皮膚の圧迫と固定をします。
約1週間後、抜糸になりますが、抜糸後すぐ運動したりすると、傷が開きやずく、また、傷跡が"みみずばれ"のように赤く盛りあがりやすくなります(肥厚性瘢痕やケロイド)。
そのため少なくとも2ヵ月は安静をつづける必要があり、絆創膏をはったり、ケロイドの予防として放射線照射や副腎皮質ホルモン軟膏をぬったり、薬の内服を続けます。
傷跡は手術直後はやわらかいのですが、しだいにかたくなってきます(硬結)。
この硬結がとれるのが約3〜6ヵ月後です。
しかし、この時期になっても、傷跡の赤みはまだ残っており、これが肌色に近くなるのは手術して約1年後です。
不幸にして、傷跡が肥厚性瘢痕やケロイドになると、硬結も赤みも2〜3年と長くつづき、たいへんやっかいです。
そのときはもういちど手術をして傷跡を切除することになります。
知っておいていただきたいことは、「傷跡は必ず残る」ということです。
神様でもないかぎり、傷跡をまったく消しさることはできません。
鉛筆で書いたあとを消しゴムで消すようにはいかないのです。