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ハチ剌症の現状

わが国では、ハチ剌症の対象となる蜂類としては、スズメバチ類16種、アシチガバチ類11種、ミツバチ類2種、マルハチバチ類14種が知られている。このようにわが国に生息するハチ類は米国や欧州諸国の種類数と比べてはるかに多く、このことがハチ毒の種類を多くし、ハチ毒アレルギーの問題を複雑にしている。

現在までに厚生省に届けられたハチ剌症による死亡者の統計によると、年変動があるものの毎年30?40名がハチ剌症の犠牲になっている。

1984年には73名を数え、今までの統計上最多数となっている。
また、1994年も44名で、毒蛇咬傷による死亡数(過去3年の平均で10.7人)よりはるかに多い。

月別ハチ剌症発生状況をまとめた長野県佐久総合病院の報告によると、受診患者のピークは8月に見られ、全体の約9割が7?9月に集中している。
この時期はスズメバチ、アシチガバチ類では巣のサイズが最大規模に達しており、働きバチの巣を守る防衛行動も高まっている。

各都道府県からの報告を厚生省がまとめた衛生害虫発生状況の統計では、ハチ類の相談および駆除依頼件数は、シラミ類、ダニ類、ネズミ類などに関する件数を超えて、過去3年間トップを占めており、10年前と比べ約9倍に増加している。

このような急激なハチ類発生数の増加傾向は、都市部近郊において人の居住地域がスズメバチやアシナガバチ類の生息域に隣接または入り込んだこと、以前と比ベアウトドア・スポーツ人口の増加等による人の野外活動が盛んになったこと、小型、中型スズメバチ類の重要な天敵であるオオスズメバチの数が都市部近郊で最近減少している等の諸要因が関わっていると考えられる。