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肛門周囲膿瘍と痔瘍がん

肛門周囲膿瘍は、肛門周囲に膿がたまった状態の肛門の感染症で痔瘻の前段階といえる。

原因として歯状線にある小さなくぼみ、肛門陰窩から便の中の細菌が侵入し陰窩に連絡する肛門線に感染が生じ、その肛門線の感染をもととして肛門周囲に感染が波及し生じる病気である。

症状は膿がたまり、肛門周囲がはれ、激しい痛みを伴う。
痛みは排便とは特に関連しないが、座ることができないとか、夜寝ていても痛いとか患者は訴える。
膿が大量にたまり皮下にまで及んでくると、その部位の皮膚が赤くなり、いちばん特徴的なのは発熱を伴うことである。
37度以上、ときには40度以上の熱が出る。
切開するか、自然と破けるかして膿が出てしまうと、はれは引け、痛みも消失する。

10年以上も前より、いろいろなお医者さんで肛門が痛くなるたびに切開排膿術を繰り返し、当院へ来院した患者さんのお話である。
われわれ専門医は肛門周囲膿瘍を見慣れている。
しかし、この患者さんのそれはいつもと違っていた。

一見してきたない印象を受け、2次口よりコロイド状の分泌物がいつも下着を汚していたという。
しかも最近は、膿が出ても重苦しい感じや硬いしこりが残り、便通異常も出現してきたとのことである。
この患者さんの言葉の中に、典型的な痔瘻がんの症状が隠されている。

肛門がんは、管外型と管内型に分類され、約54%が管外型であり、そのうち約40%は痔瘻から発生するといわれている。
10年以上の長期にわたり痔瘻が治らず、炎症状態が慢性的に存在しているうちに発生したものを痔瘻がんと定義しており

その条件として
ー瘻部分に疼痛と硬結がある
mucin様分泌物が出る
8業性のがんが直腸肛門の他の部位に存在しない
め餞紐口部が肛門管またはcrypt(陰窩)にある等である

さらにその症状として
/靴燭幣評rの出現−膿が出ても治らず繰り返し、重苦しい感じが残る
直腸肛門狭窄症状の出現
f衞膽囲の硬結
ぅ灰蹈ぅ品泌
イ修韻ぅ螢鵐兩瓩亮霙嬰である

肛門周囲膿瘍は必ずしも外科や肛門科に来院するとは限らず、内科や皮膚科に受診することもまれではなく、会員各位に少しでもご参考になれぱと思い書いてみました。